各金融業者が用意しているキャッシングの金利の仕組みとは

「急にお金が必要になった!」と言うときにはもちろん、貯蓄の中から切り崩すことも検討するとは思いますが、状況によってはキャッシングをしてしまったほうが手っ取り早いこともあるでしょう。金額的にも大きいものではなく、必要な期間も長くないと言うことであればキャッシングは用途に合った借り入れシステムと言えるかもしれません。

しかし、実際に借り入れようと思ったところ、その金利には様々なものがあることに気づくと思います。一律で「○%」と決まっていれば特に考える必要もありませんが、良くあるのが「○%~△%」と幅がある表記です。ではこの金利はどのようにして決められているのでしょうか。

よく勘違いされがちなのが「審査して金利が決まる」という勘違いです。間接的には「審査して金利が決まる」という認識も間違ってはいませんが、正確には審査して決まるのは「借り入れが可能な金額」です。まずは審査でこの人に貸せる金額は10万円なのか、50万円なのか、100万円なのかということが決まります。金融会社によってはその金額に対して「10万円までの場合は金利○%」「100万円を超えると□%」と金利が決まっています。ですので、その貸せる金額によって金利が決定してくるのです。例えば貸し付け金額が「1万円から500万円」までで金利が「18%~5%」のキャッシングの商品があったとしましょう。この場合、借り入れの金額(=枠)が1万円であればほぼ間違いなく18%の金利で、借り入れの金額が500万円であれば5%と考えて相違はありません。したがって「1万円を5%で借りる」ということはまず不可能と考えて良いでしょう。これが仮に10万円であったとしても金利は18%であることがほとんどです。企業によっても金利が変わってきますが、最低、最高の金額はこの金利と連動していると考えて問題ないでしょう。

しかし、500万円の枠をもらって1万円しか使わないということは利用者の自由です。大きい枠で申込みや審査を行い、低い金利で借入枠を得てから使う金額を自分で調整するということは可能でしょう。しかし、それを実現するためにはそれなりの信用が必要であることも忘れてはいけません。

今ではキャッシングの商品も多種多様に用意されています。借りようと考えている金額や自分の信用状態、商品の金利の幅や最高金利、最低金利を総合的に判断してキャッシングの審査申込みを行うことが重要でしょう。立て続けに審査を申し込んでいると「申込みNG」になることも忘れずによく選んでから申込みを行いましょう。

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